幼児教室外観のイメージ

性格別指導・完全プライベートレッスンの幼児教室を運営するアナック教育研究所です。幼児教室のご案内をする前に幼児期の受験とアナックの基本的考え方について少し述べさせていただきます。

幼児期という発達期について

このホームページをご覧いただいている方々は,すでに大手幼児教室のウェブサイトをいくつもご覧になられたことと思います。ご覧になられて「小学校受験・幼稚園受験はこんなに大変なのか」とため息をつかれた方もおられることでしょう。残念ながら幼児教室の中には,小学校受験や幼稚園受験を一昔前の高校受験・大学受験のような「合格必勝」を期した厳しい受験競争ととらえ,効率の良い能力開発や問題に早く正しく答えることを目指して,毎日トレーニングを積むことが合格への道であるかのような指導を行うところが少なくありません。

このような競争をあおる受験の現実に対して,「立派な人間に育てるためには試練も必要」と特に意に介さない親御さまもおられますが,お子さまを毎日,塾やお稽古ごとに通わせることの悪影響を懸念される親御さまもおられます。公立小学校の教育に不安を感じつつも,私立小学校を受験させるのも心配と悩まれる方々は,実際,少なくありません。

幼児期の受験競争が子どもに悪影響を及ぼすか否かは子どもの性格特性などにもよりますが,幼児期は人格形成の基礎を作る,ひとの一生の中で最も大切な発達期で,この時期にどのような経験を積むかが人格形成に生涯残る影響を与えます。幼児期に子どもの競争心をあおり親の意志で学習に向かわせてしまうと,子どもの中に,競争に勝つこと・他人より優れていることにしか価値を見いだせない歪んだ感覚が生まれるおそれが強いのです。

他者より秀でることに価値を感じる子どもは難しい課題にも果敢にチャレンジすると思われがちですが,実際はそうではありません。そのような感覚を身につけた子どもは,逆に難しい課題には手を出そうとしなくなります。競争のなかで学習に向かってきた子どもは,失敗すれば自分が他者より劣っていることになると考えてしまい,失敗を恐れるようになるからです。おとなの価値観に合わせて競争してきた子どもは,自分を信頼できないのです。

アナックの指導方針

アナックは我が子を意味するマレー語というキャプション付きのロゴ

ひとの一生には山もあれば谷もあります。お子さまがおとなになるまでの長い道のりには,ここ一番にチャレンジしなければならない時,挫折から立ち上がらなければならない時もあるでしょう。幼児期に本当に大切なことは,どんな時でも自分の力で立ち上がろうとするたくましい力,生きる力を育むことです。小学校受験・幼稚園受験であっても,他人と比較し競わせるのではなく,自分を本当に信頼して取り組むことができる人格形成をすることが幼児期の大きな課題だと,私たちは考えています。

アナックの幼児教室は創立以来36年,徹底した子ども中心主義の指導を実践しています。具体的には,ひとりひとりのお子さまに内在する「もっと知りたい・もっと学びたい」という潜在的な欲求の発露をうながし,学ぶ楽しさを味わいつつ様々な課題にチャレンジするお子さまに育つよう指導しています。そのための教育方法として,アナックでは性格別指導・完全プライベートレッスン方式の指導を原則としています。

完全プライベートレッスンとは

アナックのプライベートレッスンは,ひとつの部屋を細かなブースに仕切りお子さまたちを別々に指導する単なる個別指導ではありません。レッスンの間はお子さまがひとつの教室とひとりの教師を独り占めする,完全なプライベートレッスンです。レッスン中は教室も教材も本も遊具も,そして先生も,すべてひとりのお子さまのもの。その満足感が子どもの意欲を刺激します。

このような指導法をとる理由は,訓練・練習などの「教え込み」によって子どもを望ましい方向に導くのではなく,子どもが潜在的に持つ「もっと知りたい・もっとやってみたい」という欲求を解放・表出させて学習に誘導するためです。どのお子さまもこのような潜在欲求をお持ちなのですが,多くの場合,その欲求は幼稚園や家庭環境,親子関係など様々な要因によって阻害され,学習に結びついていません。アナックではその阻害要因を分析し,適切に手当てすることで,お子さまの自発的・意欲的学習を導いています。欲求の阻害要因は複雑で,ひとりひとりのお子さまで異なりますので,完全プライベートレッスンによってこれを様々な角度から分析し指導しています。

楽しい・行きたい・帰りたくない教室

アナックの幼児教室をひと言でいえば,「楽しい・行きたい・帰りたくない教室」でしょう。実際,レッスンを終えても『楽しいから帰りたくない,もう少し居たい』と“駄々をこねる”お子さまは,アナックでは少しも珍しくありません。また,受験を終え,アナックでの最後のレッスンを終えた日に,『卒業してもアナックは僕の友だちだ,ずっと忘れないよ』といって帰っていったお子さまもおられました。

入会前の無料体験レッスンでアナックの先生方の指導を初めて経験した受けたお子さまが,親御さまに「僕(私)ここに通いたい」とはっきり伝えることも珍しくありません。お子さまたち自身が「楽しい・行きたい・帰りたくない教室」という心地よさをすぐ実感しているからだと思います。

なぜ,アナックは「楽しい・行きたい・帰りたくない教室」なのかといえば,それはアナックが常にお子さまの心を大事にする指導を最重要視しているからです。競争をあおって子どもを学習に向かわせるのではなく,子どもの心を十分に受け止め,子どもが潜在的に持つ学習意欲を自発的に発露させるよう導くことによって,子どもは自分自身を信頼できるようになり,それが優れた学習効果につながるのです。

発達発育の状況に応じたカリキュラム設定

アナックでは固定したカリキュラムで指導を行うのではなく,ひとりのお子さまにひとりの教師が専従し,お子さまの性格や発達状況・心理状態に応じたカリキュラムを組みながら指導しています。さらに,このカリキュラムはお子さまの心理的・発達的変化に応じて随時,柔軟に組み直します。ここがまさにアナックの指導の核心です。それは,プライベートレッスンのなかでお子さまにかかわる中で,教師がお子さまの変化のどのような部分に気づき,そして気づいた点をどのように解釈するのかに,教師のもつ全能力が試されるからです。言い替えれば,創立以来36年の間に私たちが蓄積した“知恵”と個々の教師たちの経験がお子さまの指導に生かされる瞬間でもあります。

落ち着きがない・自信がない・消極的‥

「落ち着きがない」「自信がない」「何事にも消極的」「学習に集中できない」など,お子さまの発育発達に不安をお持ちの方もおられることと思います。お子さまを大手幼児教室に入れたけれど上手くいかなかったという経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。「子どもの将来を考えて私立小学校・幼稚園に入れたいが,受験できるだろうか」と不安になられる親御さまは少なくありません。

お子さまに何らかの不安材料がある場合,ご両親はそれをお子さまの発育発達上の問題とお考えになりがちですが,実際は,お子さま自身の問題というよりも,幼稚園や家庭環境,親子関係に原因があることが少なくありません。

例えば,自発性が育ちつつあるお子さまの自由を幼稚園が認めない場合,お父さまとお母さまの子育てに対する考え方が大きく異なってお子さまへの接し方に矛盾が生じ,お子さまを混乱させている場合,お子さまの性格がご両親の性格とは大きく異なり,ご両親がお子さまの考えや行動を理解できない場合などです。

しかし,お子さまに不安材料があっても,それをお子さまの発育発達上の問題と決めつけずに,原因・要因を的確に見極め,お子さまの発達状況・心理状態に合った指導を行うと,親御さまも驚かれるほどお子さまが大きく成長されることは珍しくありません。少なくともアナックでは,少しも驚くことではないのです。ぜひ一度,アナックにおいでになり,お子さまに体験レッスンを受けさせてあげてください。アナックの幼児教室では,発育発達に不安をお感じのお子さまも喜んでお預かりしています。